● よく見られるうずらの異常状態 ●

 

 

● 食べているのに、痩せている。

 

お腹の骨が指でつまめるくらい痩せている場合は、

必須栄養不足で、内蔵疾患の可能性があり、   放っておくと、近いうちに必ず死んでしまいます。   例えうずらが元気そうでも油断しないで下さい。   今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう。             ● お腹の毛が抜けたまま、生えてこない。     必須栄養不足の可能性があります。   放っておくと、短命に終わります。   例えうずらが元気そうでも油断しないで下さい。   今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう。   栄養状態が良ければ、すぐに新しい毛が生えてきます。        

● 背中の毛が抜けている。

 

ケージを不潔にして皮膚病になっている場合や、仲間によって抜かれている場合もあります。 また必須栄養不足の可能性もあります。 ケージを掃除して清潔な環境にし、   今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう

皮膚が健康で、栄養状態が良くて、ストレスが少なければ、すぐに生えてきます。

仲間に抜かれている場合は、ケージを別にすると改善します。  シャワーを浴びせて皮膚をお湯で洗うのも有効かも知れません。 シャワーの浴びせ方は、お風呂に入れる を参照して下さい 湿疹などが見られる場合は、ダニやアレルギーの可能性もあるので、獣医さんに相談して下さい。           ● クチバシが薄く不自然に伸びている。 気になる場合は、爪切りやニッパーなどで切ってあげましょう。 注意しなければならないのは、嘴にも神経や血管が通っているという事です。 深く切りすぎて、血管を傷つけると致命傷になるのでかなり慎重に行って下さい。 薄く伸びている部分を若干残す感じで、浅く切ってあげます。 自分で切る自身が無い場合は、獣医さんに頼んで切ってもらいましょう。  

 

 

● 殻の無い(殻の薄い)卵を産む。

● 殻の模様が無い卵を産む。

● 殻の色が変な卵(青っぽい)を産む。

このような症状が1つでも表れた場合、うずらの健康状態は悪く放っておけば短命に終わります。 ビタミンD3および、カルシュウム欠乏や、臓器障害、感染症などの疑いもあります。 一見、元気で健康そうに見えても、突然死する場合が多いのです。 軽い運動でも骨折し、ショック死します。 手遅れになる前に以下の事をします。   今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう。

自宅看護をし、改善しない場合は獣医にみせましょう。

(可能ならすぐ獣医にみせるべきです)

 

 

● 首を羽の中に入れて寝る。

● 羽根を膨らましてじっとしてる。

● 下痢をしている。

 

うずらの体調が明らかに悪い兆候です。

このような症状が1つでも表れた場合、うずらの健康状態は悪く放っておけば短命に終わります。

今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう。

自宅看護をし、改善しない場合は獣医にみせましょう。

(可能ならすぐ獣医にみせるべきです)

 

 

● 常に震えている

 

寒い訳でもないのに、常にぶるぶる震えている場合は、 あきらかに異常なので、まず餌の改善をお勧めします。   今与えている餌を捨てて、 ラウディブッシュ・ペレット、ボレー粉、ミルワーム、生野菜を与えましょう。

 

 

● お尻から赤いものが出ている

 

うずらのオスは正常な状態でも肛門に、梅干のような盛り上がりがあります。 これは病気ではないので気にする必要はありません。 ただし、メスにはこのような器官はなく、患部が真っ赤で少し濡れており、 うずらがしきりに気にして突っついている場合は要注意です。 直腸脱、卵管脱、などの症状や、腫瘍の可能性もあり、 一刻も早く病院へ連れて行く必要があります。 直腸脱の場合は、そのまま放置すると患部が乾いてしまい、元に戻らなくなる可能性もあります。 気にして嘴でつっつき、出血する事が多く、最悪は化膿してしまうかも知れません。 また、糞尿が出なくなり、死んでしまう事もあります。

イソジンなどのうがい薬が有名な、ポビドンヨードという成分の入った消毒薬が、 強力な殺菌力があり、即効性で、なおかつ刺激も弱いので役立ちます。 画像は外傷用の消毒にも使えるジサニジンガーグルという、うがい薬です。 とりあえず病院に行くまでの間、患部に塗りつけて消毒して下さい。 外傷用のイソジンが薬局などで手に入りますが、 無ければ、うがい用でも構わない(成分はほぼ同じポビドンヨード)ので、 原液を綿棒で患部にたっぷりと塗りつけつつ、奥に押し戻してあげます。 奥に押し戻しても、しばらくすると、またすぐに脱腸して戻ってしまうと思いますが、 患部の炎症が治まるまで、根気よく、何度も繰り返します。 炎症が治まると、元通りに治る場合もあります。 特に糞をちゃんとしている事を確認して下さい。

 

 

● 片目が腫れている。

 

俗称で「片目風邪」と言われるものかも知れません。 副鼻腔炎(蓄膿)の場合は深刻です。 マイコプラズマ病という感染症の場合は、このような症状になる事が多く、命に関わります。 自宅看護だけでは治せないので、かならず病院にいかせて下さい。

 

 

● 口で息をしている。

 

うずらは鼻で息をし、健康な場合は口を開けて息はしません。 咳のようなものをしたり、だるそうにしていたりしている場合は、 呼吸器系の感染症などの可能性もあります。 真菌症の一種アスペルギルス症の場合は、事態はかなり深刻です。 重度になると内臓がカビだらけになり、弱って死にます。 薬も効き難く、お医者さんでも治癒は難しいものです。 出来るだけ早く、病院にいかせて下さい。

 

 

● げっぷ(首を伸ばして口をあける)を頻繁にする。

 

あまりに何日も繰り返す場合は、疾患の疑いもあります。 薬で治る事もあるので、獣医に診断を受けましょう。

 

 

● 頭頂部から出血している。

 

ジャンプによって天井に頭を激しくぶつけている可能性があります。 ケージの衝突対策をして下さい。

 

 

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