● うずらってどんな鳥? ●

 

 

(左)うずら、(右)白うずら

色が混ざっているものも居ます。

うずらは大人のこぶし大の鳥で、

人懐っこく、成鳥してからでも人に馴れます。

ペットショップでは、春と秋に生後3ヶ月前後の成鳥が売られているのがよく見られます。

夏や冬にペットショップに居る場合は、売れ残りの可能性があります。

若いものは羽根の色が薄く、狐色の羽根をしていますが、数ヶ月で茶色になります。

白うずらは色の変化があまりみられません。

ニワトリの雛のようにも見えますが、うずらの場合はこれより大きく成長することはなく、

一生この大きさです。

慣れるととても大人しく、さわり心地が良いのも魅力です。

人を識別する頭の良さもあります。

飽きの来ない深い魅力があり、10年以上飼っているファンも居ます。

 

 

性格

 

基本的には臆病です。

非常に大人しい性格ですが、うずら同士の喧嘩は激しいので、

相性の悪い者同士では生活できません。

オスは時に人間にすら立ち向かう気性の荒さをみせる事もあります。

反面、とても「寂しがり屋」で、仲間が視界から居なくなると、

俗に、寂し鳴きという独特の鳴き声を出します。

寂し鳴きは、オスもメスもします。

また、同性、異性、飼い主、いずれも仲間と認識して、

視界から居なくなると寂し鳴きします。

 

人間に品種改良され野生を失っているので、

野生の鳥と比べて人間に対しての警戒心はとても緩いです。

その為、成長してからでも調教しだいで人間への恐怖心を克服します。

どれだけ人間への恐怖心をもっているかは、個体差が激しいです。

「人間に捕まったら殺される」、と逃げることしか頭にない子も居ますし、

「怖いけど、少し興味がある」、という子も居ます。

中には、初めから人間を恐れない強気な子もまれに居ます。

 

 

寿命

 

人間の1年は、うずらの10年とも言われます。

ペットショップに並ぶうずらは、生後3〜5ヶ月前後のものですが、

これで既に人間で言う20代くらいなのだそうです。

メスはこの時期に既に卵を産み始めます。

寿命は長くても10年、人間で言えば100歳まで生きられるとも言われますが、

実際はどんなに上手に飼っても、5、6年生きれば長いほうではないでしょうか。

家畜として飼われているうずらは、2年以上過ぎると、卵を産まなくなってくるので、

その時点で廃鶉として猛禽の餌などとして出荷される場合もあるそうです。

人間にとっての1日は、うずらの10日だと、飼い主はよく自覚する必要があると思います。

 

 

飛行能力

 

個体差はあると思いますが、高さ7〜8メートルくらい飛び上がって、

幅30メートルくらい飛ぶのを見た事があります。

部屋慣れしていないうずらも、ジャンプに十分注意する必要があり、

ケージには衝突対策をする必要があります。

 

 

フン

 

鳥のフンと言うと、水っぽくてベチャっとしているイメージかも知れませんが、

健康なうずらがしたフンは、やや湿り気がある程度でコロっとしていています。

乾いてしまうと、泥団子のようで、摘み上げることもできます。粘り気もなく、さらっとしています。

乾いたフンは、掃除機でも簡単に吸い上げる事ができます。

臭いは食べ物によって変わりますが、草食中心なので、基本的にはあまり匂いません。

臭いは餌の影響が強く、臭みの強い食べ物を与えると、臭うようになりますが、

臭うフンをするから、うずらの体調が悪い、という訳ではないです。

ただし、10〜30個に一個くらいの割合で、油絵の具のようなフンをします。

このフンは臭う上に、ねばねばしていて床を汚しやすいです。

水っぽいフンばかりする場合は、内臓障害や糖尿病の場合もあります。

 

 

体臭

 

うずらの体が臭うのは、ケージの掃除を怠っているか、

臭みの強い食べものを与えている事が原因かも知れません。

ケージを清潔にしていれば、与えている餌の臭いがします。

病気の時は、独特の嫌な臭いがする場合もあります。

健康で清潔にしているうずらは、いい匂いです。

 

 

 

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