● うずらの住まいの用意、衝突対策など ●

 

 

お勧めはラビットケージ(左)です。

広いほどうずらのストレスは少なくなります。

インコやオウムのように、かじり癖はうずらには無いので、

金属の質にそれほど拘る必要は無いかと思われます。

うずらは地面で生活する鳥なので、飛ぶ鳥の為の設備は必要ありません。

鳥かご(右)でも飼えますが、その場合は必ず床の金網は取りましょう。

金網をつけたままだと、足が痛そうで、うずらがかわいそうです。

床の金網はうずらには不要です。

止まり木、鳥かご付属の餌入れもうずらには不要です。

ラビットケージのスノコも掃除の時ジャマになるのであまり必要は無いと思います。

床には新聞紙をひいて、敷き藁(おがくずや牧草)を撒いてあげれば良いです。

 

小型のハムスターケージがあると、ラビットケージの掃除の時に、

一時避難できるので便利です。

 

 

敷き藁

敷き藁は糞の臭いを抑え、うずらの身体や足が汚れるのを防ぎます。

おが屑や干草などがあり、どれでも良いと思いますが、

シュレッダーで細長く切った新聞紙を敷きワラにするのだけはやめておきましょう。

細長い敷きワラは、まれにうずらの足に絡み付いて、怪我をさせる場合があるからです。

お勧めは、ハムスター用のおが屑(松)です。

敷きワラが、糞に纏わりつけばそれで良いので、軽く撒きます。フカフカになるまで撒く必要はありません。

 

 

掃除の重要性

 

最低でも掃除は1週間に一度は新聞紙と敷き藁を新しく交換してあげましょう。

あまりケージを不潔にしていると、うずらが臭くなるだけでなく、

うずらの体調も悪くなります。

最悪の場合は、マイコプラズマ症、アスペルギルス症などの致命的な感染症に犯される事もあります。

 

 

 

衝突対策

 

うずらはよくジャンプをします。そして天井に激突し、よく頭を怪我します。

うずらにジャンプを止めさせるの無理なので、籠には衝突対策をしておく必要があります。

まず天井を籠から外し、天井部分に梱包用のシートを撒きつけ、

荷造り用のビニールテープでしっかり固定してから籠に取り付けます。

うずらのジャンプ力は凄いもので、このままではシートを突き破ってしまうので、

うずらが衝突しそうな部分はさらにビニールテープを貼り付けて十分に補強しておきます。

ビニールテープや梱包用のシートは、ホームセンターなどに行けば売っています。

 

ラビットケージの場合は、天井を外し、布を張ってクリップなどで端を止めます。

ペットヒーターをつける時は、布が燃える恐れが無いとも言えないので、

思い切って天井を無くしてしまったほうがいいかも知れません。

人慣れしてくると、うずらもあまりジャンプしなくなります。

 

 

籠の設置場所

 

設置場所は犬、猫が近寄れない場所にして下さい。犬、猫はうずらの天敵です。

飼い犬、飼い猫が既に居る場合は、大変危険なので諦めたほうがいいと思います。

大人しい性格の犬猫でも、ふとした事でうずらを傷つけてしまい、結果的にうずらが死んでしまった話を聞いたこともあります。

 

場所は室内の適度に暖かい静かな場所が最も適しています。

家の外で飼うのは温度管理が難しく、特に雪が降るような地域では寒すぎて無理です。

うずらの羽根は水を弾く機能が無く、濡れると風邪を引いて死ぬので、雨が当たるような場所も駄目です。

うずらの餌に寄ってきた野生の動物(野鳥、ねずみ等)からダニなどの寄生虫を移される事もあります。

野鳥から鳥インフルエンザを感染させられる危険もあります。

他の生物との接触が少ない、室内で飼うのがうずらにとって最も安全です。

ただし、この場合は日光浴を欠かさずさせてあげなければなりません。

時々換気して、埃を抜きましょう。

空気が悪いとうずらも病気にかかりやすくなります。

空気清浄機を置くのも良いと思います。

 

 

 

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